Day1

ターミナル

では高速のCPUにアクセスしましょう.そこらのPCよりも圧倒的に高速な計算機を用意しています.そこへネットワークを介してアクセスして作業をしてもらいます.

connection.jpg

そこで必要となる作業は,

  1. ターミナルからのssh接続
  2. Linuxでのファイル操作
  3. emacsによる編集
  4. Rubyの文法と実行
  5. プリントアウト

です.

ターミナルの起動とアクセス

  1. スタートメニュ->プログラム->Tool->UTF-8 TeraTerm Pro を起動.
  2. TeraTerm新しい接続画面にて,TCP/IPホスト名:210.81.220.86
  3. SSH認証画面にて,ユーザ名を入れて,「チャレンジレスポンス認証を使う」をチェック
  4. SSH認証チャレンジ画面にて,Passwordを入れる.

エディター

emacs
#returnを押すのをお忘れなく.これ以降#で始まる行は注です.

と打ってエディターを起動しましょう.

ctrl-x ctrl-f Hello.rb
#ctrl-x:ctrlキーを押しながらxを押す.以下同様.

とします.すると下の帯の左側に今編集しているファイル名(Hello.rb)が表示されます.ここで,

puts "Hello world!"

と打ち込んでください.できたら,

ctrl-x ctrl-s

として保存します.下に

Wrote ~/Hello.rb

などと出て来たらファイル保存の成功です.さらに

ctrl-x ctrl-z

として一時中断してください.これで画面が切り替わるはずです.そこで,

[~/] bob% ls
#カーソルが点滅しているところにlsと打ち込みます

としてください.さらに

[~/] bob% ruby Hello.rb

としてください.どうよ.最初のRubyスクリプトの完成です.コンパイル無し.簡単でしょ.

もう少し複雑な課題

先ほどのスクリプトに続けて次の3行を足してみてください.

print "What's your name? "
name = gets.chomp
print("Hello ",name,". Nice to meet you.\n")
[BobsNewPBG4-6:~/Ruby] bob% ruby hello.rb
Hello world!
What's your name? bob
Hello bob. Nice to meet you.

Rubyの解説をここですこし

puts
後ろに続く内容を改行を付けて出力するメソッド(操作).
print
()の中身をターミナルへ出力するメソッド.
gets
ターミナルから入力を受け付ける
gets.chomp
getsだけだと改行文字も入ってくるので,chompする(ぶった切る).

Linuxの解説をここですこし

ls
リスト(list)
fg
中断したプログラムへの復帰(fore ground)
exit
Linuxからでる
cat
テキストファイルの中身を表示(catenate)

emacsの解説をここですこし

ctrl-x, ctrl-f
指定したファイルを開く(find file)
ctrl-x, ctrl-s
ファイルをsave
ctrl-z
編集の中断
ctrl-x, ctrl-c
終了

おまけ

printとputsは改行つきかなしかの違いなんですが,.

puts("Hello ", name, ". Nice to meet you.")

としたらちょっと変わった出力になります.同じ結果を得たいときには,

puts("Hello "+name+". Nice to meet you.")

と文字を連結しておきます.メソッドを呼び出すときの()は省略可能で,

puts "Hello "+name+". Nice to meet you."

ともできます."\n"をすぐ忘れるとか,文字も数字みたいに足したほうが自然だと思う人は こちらを覚えてください.

Last modified:2007/09/10 18:37:19
Keyword(s):
References:[LinuxEx]