フロー状態の達成
動機,習慣,スキル
Mind Set理論は動機のもちようを説いています.フロー状態理論は習慣の特性を分析して,動機,習慣,スキルの三つがうまく回れば,非凡な人に自動的になると説いています.動機,習慣,スキルの特性を表現した,
- 興味のある事しか,覚えない.
- 楽で楽しい事しか,つづかない.
- うまくできる事しか,やりたがらない.
という脳の特性を逆に利用すれば,学習は自動的に進みます.
メタファーあるいはメタ学習
フロー状態というのの典型は禅問答でしょうね.禅問答の極意は分からないのですが,横から見ている限りにおいては,
- 問いが師から発せられる.
- 座禅を組んで,その問いを考える.
- 答を師に問う
という事でしょうか.座禅は初めから必要ではなく,どこかで必要になるので,型として教わるのでしょう.このプロセスで大事な事は,「2.考える」だと思います.答えは実はなかったりして...
さて,学習も同じです.ある程度基礎知識が身に付いて,自分で考えるようになると答えのない問題を解く事になります.この「ない」と言うのは,微妙です.
- この世にまだ存在しない.
- 答えが複数存在する.
- 複数ある候補のうちの正しい答えがわからない.
- 社会情勢によって答えがかわる.
などいろいろです.それ(これまた微妙です)を教えるのが「高等教育」です.答えが「ある」問題はグーグってください.答えのない問題を解く「修行」として「考える」ことをしてください.
フロー状態や,Mind Setが推奨しているのは,最後の「答え」を目標にするのではなく,途中の「作業」自身を目標にしなさいと言う事だと私は理解しています.
でもそれには膨大な時間がかかります.修行僧みたいに全時間をそれにかけるほど大学生は暇ではありません.そこで「時間管理」をスキルとして身につける必要があります.
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