感性的質感(触覚)計測・提示技術
人が直接触れる製品のプロダクトデザインにおいて触覚的質感は, 製品の良し悪しや好ましさを評価, 判断する上で重要な要素の一つです. 「①触感定量化技術」では, 指先の相互作用力を周波数空間において特徴量化し, 4つの材質感指標と対応付けることで触感の定量評価を実現しています. また, 広範な物体を対象とした触覚制御の実現, 撫で動作にとどまらない多様な触り方への対応を目指し, 大変形問題へ適用可能な「②触覚シミュレーション技術」の開発を進めています. ③「触覚ディスプレイ技術」では, 指先の振動の最大振幅を持つ周波数成分を制御信号としてアクチュエータを制御することで触覚提示の実現を目指しています.(井村誠孝教授との共同研究)
Publications
谿雄祐・藤原大志・竹本敦・飛谷謙介・井村誠孝・長田典子 (2018). テクスチャの印象における視触覚情報統合様式に関する検討, 日本バーチャルリアリティ学会論文誌, 23(3), 115-118. [PDF]
Yamazaki, Y., Imura, M., Tobitani, K., Tani, Y., & Nagata, N. (2019). Development of measurement and simulation scheme for digitalization of tactile perception, Proc. the Seventh Asia International Symposium on Mechatronics (AISM2019), 981-986. https://doi.org/10.1007/978-981-32-9441-7_101
Yamazaki, Y., Imura, M., & Nagata, N. (2019). Tactile presentation scheme based on physiological characteristics of the fingertip. Stephanidis C. (ed.), HCI International 2019 - Posters Part I (HCII 2019), CCIS, 1032, 172-179. https://doi.org/10.1007/978-3-030-23522-2_22