仮想空間におけるヒューマンモーションの特徴強調と合成
3DCG 作成において,CG キャラクタを動作させるためにモーションキャプチャが利用されています.しかしキャプチャ環境に制約があり,時間やコストがかかる場合があります.そこで,取得したモーションデータを再利用し,編集や合成によって多様なモーションを生成する試みが行われています.本研究では、少数の基本モーションデータから多様なモーションデータを生成することを目的に,性別・年齢層といった属性ごとに得られる動作特徴を様々に強調するモーション生成手法を提案しています.今回の実験では、大学生・高齢者・幼児のそれぞれ男女計30の歩行データを用い、主成分分析によって、それぞれの動作特徴を抽出しました.その抽出結果を利用し、それぞれの動作特徴を自由に強調することが可能になりました.また,モーションデータを容易に編集できるエディタの開発を行っており、モーションデータを自然にループやコネクトさせたり、周期的なモーションの1周期分のモーションを抽出する機能などを作成しました.
動画のダウンロードはこちら (※動画の再生にはWindows Media Playerが必要)