仏像の顔における曲線の特徴分析

造仏活動は,紀元前1世紀頃のインドに始まり,その後アジア各地の多くの民族や王国に波及しました.それと同時に造形様式も各地・各民族の人種形態要素を反映し多様化していきました.例えば,タリム盆地付近で造られた仏像の顔はその土地に住む人の顔によく似ています.仏像の造形様式については,これまでも多くの研究がありましたが,それらは主観で受け止めた形状をベースにしたものでした.そこで,我々は新しい研究手法として仏像の造形様式を計量的に解析することを検討しています.本研究では,仏像の顔画像からその特徴曲線を抽出し,曲率半径変化を用いて仏像の顔の特徴分析を行います(株式会社 形相研究所と共同研究).

Publications

Tsuchiya, S., Fujisawa, T. X., Nagata, N., & Kobayashi, S. (2007). Feature Analysis of curves in Buddhist Statue Faces. Proc. 13th Korea-Japan Joint Workshop on Frontiers of Computer Vision (FCV2007), 69-72.[PDF]

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