外観デザインの選好特性によるユーザー分類

デザインやマーケティングにおいて, 個別的なニーズの充足を促進するために, ユーザーの細分化は不可欠であり, 選好特性に基づいた分類が有効であると考えられます. そこで, 本研究では自動車の外観デザインに対する選好と関連する印象の類似性でユーザーの分類を行いました. その結果, ユーザーは小型な車が好きな「小型志向群」, 車の好みに顕著な特徴がない「現実志向群」, 高級な車が好きな「高級志向群」に大別され, さらに, 年齢・性別によらない7種類の選好特性に細分化されました. このように, 好みと関連する印象の類似性でユーザーを分類することにより, 年齢・性別を越えた感性傾向を見出すことができました. (株式会社本田技術研究所, 金沢美術工芸大学との共同研究)

Publications

藤井豪・猪股健太郎・橋本翔・片平建史・長田典子・小村規夫・古橋清一・浅野隆・河崎圭吾・荷方邦夫(2016). 外観デザインの選好特性によるユーザー分類, 第18回日本感性工学会大会予稿集, p24.

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