オープンラボのお知らせ高校生・予備校生の皆さんの中には,大学でどのような授業が行われているか興味があるものの,その様子に触れる機会がほとんど無いという人が多いと思います. 関西学院大学 理工学部では,2005年7月29日(金)に「オープン・ラボ」を開催し,講義や演習,実験などを通して,大学での教育・研究に触れてもらう機会を設けます. 特に情報科学科では,以下のような企画を用意して,情報科学の入門から最前線までを体験してもらう予定です. 内容
関西学院大学の受験を考えている人はもちろん,コンピュータになんとなく興味のある人まで,多くの皆さんを歓迎します.お気軽にご参加下さい. 日時
研究紹介「コンピュータの仕組み」「電子頭脳」というと非常に複雑そうに思えるが,コンピュータの計算の原理は非常に単純だ.というか,コンピュータにはとても単純なことしかできない. 足し算引き算も,実は学校で習う筆算と同じ原理で行われている. コンピュータグラフィックスの処理はかけ算と足し算の繰り返しで行われている.この講義では,コンピュータの仕組みとともに,いろいろな情報処理技術について簡単に紹介する. 「はじめてのCG(コンピュータ・グラフィックス)」映画やアニメでおなじみの3DCGは,学術研究や工業デザインでも大活躍しています.CGの基礎となるモデリングやアニメーションの考え方を紹介して,CGソフトを使った映像制作を体験します. 「画像を言葉で,言葉を画像で表す」赤ん坊の写真を見せると「可愛いですね.坊ちゃんですか?」と尋ねたり,屋外のカメラが見慣れぬ人影が映ると「門のところに不審者が」と警告してくれたりすれば,いいですね.また逆に,想い出をつづると,それを映像化してくれるのもいいですね.このような技術は現在どの辺りまで進み,今後どうなりそうなのかをお話します. 「自動車走行の安全性向上を目指して」自動車に目を持たせることを狙っています.自動車にカメラを搭載し,道路を監視しながら走行し,路上の障害物や歩行者を見つけ運転者に知らせるシステムの実現を目指しています.実現するために必要な画像処理技術の研究をしています. 「見えない電波を科学する」日常使っている携帯電話の音声やメールは,電波に乗せて送られています.しかし,周りの建物などで反射しながら届くので,複雑に変動しています.より快適なシステムを作るには,電波の状態を正しく捉えて上手に利用することが重要です.最先端の技術で電波を見るとどのように見えるのか、その方法と結果(動画)を紹介します. 「コンピュータによる材料開発」コンピュータのハード・ソフトの急速な発展によって,紙と鉛筆で昔はやっていた複雑な数式変形や計算をコンピュータがやってくれるようになりました.基礎的な物理や数学が,最先端の物性の研究・開発の領域でどのように使われているかを紹介します. 過去の様子 |