トップ 学生のページ オープンラボ(2008年度)

オープンラボのお知らせ

高校生・予備校生の皆さんの中には,大学でどのような授業が行われているか興味があるものの,その様子に触れる機会がほとんど無いという人が多いと思います.

関西学院大学 理工学部では,2008年8月2日(土)に「オープン・ラボ」を開催し,講義や演習,実験などを通して,大学での教育・研究に触れてもらう機会を設けます.

特に情報科学科では,以下のような企画を用意して,情報科学の入門から最前線までを体験してもらう予定です.

内容

講義
「コンピュータの仕組み」(担当: 石浦教授)
演習
「プロ野球データからの知識発見」(担当: 岡田教授)
研究紹介
「人の感性に訴える映像メディア表現技術」(長田研究室)
「自動車走行の安全性向上を目指して」(金田研究室)
「情報を誤りなく安全に伝える通信技術」(井坂研究室)

関西学院大学の受験を考えている人はもちろん,コンピュータになんとなく興味のある人まで,多くの皆さんを歓迎します.お気軽にご参加下さい.

日時

日時
2008年8月2日(土) 10:00-16:30
会場
関西学院大学 理工学部 (神戸三田キャンパス)
兵庫県三田市学園2-1
アクセスガイド
対象
高校生・予備校生
定員
70名 (情報科学科)
申し込み方法
電子メールの場合,openlab2008@kwansei.ac.jpまで,
電話の場合, 079-565-8300 までご連絡の上,
参加申し込みをお願い致します.

研究紹介

「コンピュータの仕組み」

「電子頭脳」というと非常に複雑そうに思えるが,コンピュータの計算の原理は非常に単純だ.というか,コンピュータにはとても単純なことしかできない.足し算引き算も,実は学校で習う筆算と同じ原理で行われている.

コンピュータグラフィックスの処理はかけ算と足し算の繰り返しで行われている.この講義では,コンピュータの仕組みとともに,いろいろな情報処理技術について簡単に紹介する.

「プロ野球データからの知識発見」

大量のデータから役に立つ,あるいは面白い知識を取り出すためのデータマイニングという技術があります.この演習では,プロ野球の1球毎の球種やコースと打撃の結果を例にとり,そこからどのような知識を得ることができるかをコンュータを使って体験します.(プロ野球を見たことがない人でも,データマイニングを体験する上ではまったく問題ありません)

「人の感性に訴える映像メディア表現技術」

身の回りにあるコンピュータは情報を数値や論理として処理していますが,そこで人の気持ちや感じ方を表現できれば,どのようなことが実現されるでしょうか.このような感性情報処理という分野について映像メディアを例として紹介します.実際にバーチャルリアリティや脳活動計測の実験を体験していただきます.

「自動車走行の安全性向上を目指して」

自動車に目を持たせることを狙っています.自動車にカメラを搭載し,道路を監視しながら走行し,路上の障害物や歩行者を見つけ運転者に知らせるシステムの実現を目指しています.実現するために必要な画像処理技術の研究をしています.

「情報を誤りなく安全に伝える通信技術」

DVDを再生した映像にノイズが乗っていると,せっかくの作品が台無しです.また,携帯電話やパソコンのメールが,誰かに盗み見られては困ります.このような誤りや盗み見に強い情報通信システムを実現するための技術を紹介します.