このうち,1年次の「英語リーディング」は日本人の英語教員が担当しますが,それ以外の授業はすべてネイティブスピーカーの教員が日本語を一切使用せずに授業を行います(ネイティブの教員も日常会話程度の日本語は話せますが,授業中は一切日本語による会話・質問などを受け付けません).このような授業を通して,読み書きの能力の向上のみならず,受験英語では不足している実践的な英語力を磨きます.
また,3年次には「科学技術英語」が日本人およびネイティブスピーカーの教員により開講され,技術的な英語の文書を読みこなす能力を養う機会を設けています.6割以上の学生が受講しており,学生の語学に対する意欲が伺えます.
また3年次の夏休み期間には「科学技術英語合宿」が実施されます.これは関西学院の千刈キャンプ場に4泊5日の日程で泊り込んで,日本語の使用を一切禁じた「英語漬け」の毎日を送ることで英語能力の向上を目指します.また,インターネットを通じて,アメリカの大学の学生と英語でコミュニケーションを交わすイベントもこの合宿中に実施されます.
3年生までに身につけた英語力を基礎として,4年次の卒業研究では英語の文献を購読し,専門分野の高度な知識を習得します.さらに,卒業研究で得られた成果を国際会議の場で,英語での口頭発表や質疑応答行う学生も多く出ています.