授業科目名 | 符号理論 |
履修期 春 2単位 履修基準年度 3年 | |
担当者 | 井坂 元彦(ISAKA MOTOHIKO) |
授業目的 / Course Objectives |
通信や記録システムの信頼性向上のために、誤り訂正符号は不可欠の技術となっている。シャノンにより示された通信路容量を目指して、過去50数年間に様々な符号が検討されてきた。本講義では、誤り訂正符号の構成法や復号法についての基礎事項について学ぶ。 |
到達目標 / Attainment Objectives |
誤り訂正符号に関する基本事項を習得するとともに、関連する数学的事項を理解する。 |
授業時間外の学習 (準備学習等について) / Study Required Outside of Class (Preparation etc.) |
「情報理論」を学んでいることが望ましい。 |
授業計画 / Class Overall Plan |
1. 講義概要・誤り訂正符号の基礎
2.誤り訂正符号の概念と方法 3. 数学的基礎(線形代数など) 4.線形符号の定義 5. 線形符号の性質 6. 線形符号の具体例(ハミング符号など) 7. 線形符号の具体例(リードマラー符号など) 8. 線形符号の具体例(低密度パリティ検査符号など) 9. 畳込み符号 10. 畳込み符号の最尤復号法 11. 有限体 12. リード・ソロモン符号 13. 巡回符号の定義 14. 巡回符号の具体例 |
教科書 / Textbook(s) |
横尾英俊著,情報理論,共立出版,2004年. |
参考文献 References Books |
今井秀樹『情報理論』(昭晃堂、1984)。
今井秀樹『符号理論』(電子情報通信学会、1990)。 宮川洋・岩垂好裕・今井秀樹共著『符号理論復刻版』電子情報通信学会、2001)。 江藤良純・金子敏信監修『誤り訂正符号とその応用』(オーム社、1996)。 |
授業方法 / Method of Instruction |
各授業回において、講義を実施し、必要に応じて演習を行う。 |
学生による授業評価の方法 / Course Evaluation by Students |
授業中実施 |
成績評価 / Evaluation Criteria/Method |
定期試験(Final examination) |
備考 / Note |
|
検索キーワード / Keywords |
符号理論/ブロック符号/畳込み符号 |