プログラミング実習II知能・機械 の教科書

『キックオフC言語 2022年度用』のサポートページです。

アンケートを実施しているので、回答にご協力をお願いします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScdTwgxEu8hoUMzLRdqJBoD4ClyuoCl7Re93B8VwAyDzVIJQg/viewform?usp=sf_link

配布物

製本した印刷物は、授業の初回で配布します。A5版以外に、少量ですが大きめの手作りのB5版も用意しています。

PDF は以下で公開します。

正誤表

多数

『自動算』→『自動算』

まえがき

p.iv 下から6行目
『チーティング』→『ティーチング』

3章

p.50 問題6.と7.
難易度順的には、6.と7.を入れ替えておくべきでした。
p.50 問題7.タイトル部分
『関数の再利用と信頼性』→『関数の信頼性・キャスト』再利用する場面は、特にありませんでした。逆にキャスト(p.30参照)の必要になる場合があります。
p.50 問題8.
指示を追加します。『εはマクロ名をEPSとして定義せよ。(p.31を参照のこと。)』具体的には、次のような記述を #include の直後に書きます。ギリシャ文字のイプシロンはマルチバイト文字のため、識別子には使えません。
#define EPS 0.000001

4章

p.54 脚注*3
『単純に 2 つの if を並べるだけだと、 printf() が 2 回とも実行される場合があるので、 else if は必須です。』→『この例ではelseがなくても動作に変わりはありませんが、一般の条件では2つのifが同時に成り立つ可能性があるので、else ifで構造的に1回だけに絞っています。』
p.69 問題2.
指示を追加します。『if文1つで判定せよ。』『1個の if と1個の else で判定せよ。』
p.69 問題4.
指示を追加します。『1≦m≦6 あるいは 1≦n≦3 のどちらの範囲にも該当しなければ、何も表示しない。この動作を void print_grade(int a) の関数に独立させ、また70ページのコラムを参考に、正しく動作することのわかる main() を作れ。』
p.69 問題6.
辺の長さをintに限定するメリットは特にないので、関数のプロトタイプを『int exist_triangle(double a, double b, double c)』にしておくべきでした。(解答には影響しません。)
p.70 問題7.
『x は 10 以上 990 以下の 10 の倍数』これは入力側の条件と考えてください。これ以外の値が与えられたときでも、エラー処理は不要です。

5章

p.86 問題0.
誤植ではありませんが、問題を追加します。
『次のプログラムの無駄を省いて、単純にせよ。(34ページの問題2.も参照のこと。)』
#include <stdio.h>

int main(void) {
    int a;
    for (int i=1; i<=5; i++) {
        a = i * 10;
    }
    printf("%d\n", a);
    return 0;
}
p.86 問題8.
余力のある人向けに、以下を追加します。提出は必須ではありません。
『整数 y,m について定義される T(y,m) の値を表示してみよ。y は 2022 などの値1つを自由に選んで固定し、m は 3から14まですべてを試みよ。
T(y,m) = (y + y/4 - y/100 + y/400 + 13*(m+1)/5) % 7
そして、現実の y年m月1日の曜日との関係で、気づいたことを述べよ。なお、13月、14月は、翌年の1月、2月と対応付けて考えよ。』

6章

p102 問題6.と問題7.
誤植ではありませんが、以下のように問題を差し替え/廃止します。(元の問題をオプション課題として残しておきます。提出欄の ...6orig と 7orig です。)

6. [ある?ない?]
ソースコード 6.5 の is_prime3() を利用して、次の関数を作れ。

• int is_sum_of_2primes(int n) は、 n が 2 つの素数の和で表せれば論理型の TRUE、そうでなければ FALSE を返す。(追記)2つの素数は同じものでもよい。

そして main() 関数で、2 から 100 までの整数のうち、素数でもなく、2 つの素数の和でも表せないものを、すべて求めて表示せよ。

7. 廃止

p102 問題9.
12章 の6章部分を参照してください。

7章

p.112 コラムのすぐ上の行
場合には』→『変数には』
意味が通じないので、訂正します。
p.117 問題0.
以下を追加します。『 問題0.[仮引数のスコープ(3.5節の復習)] p.44 の リスト3.3 の5行目のtriangle()関数について、仮引数を「(double a, double b, double c)」から「(double x, double y, double z)」に変更すると、そのままではコンパイルエラーになる。エラーを解消するための最小限の修正を行え。実行結果は修正前と同じになるようにせよ。4行目のコメント中の「a,b,c」は「x,y,z」に修正し、これ以外に不必要な(実行結果に影響しない)修正は行ってはならない。』

3.5節での説明は不十分でした。仮引数のスコープはその関数全体であるため、仮引数がどんな名前であるかは、別の関数(呼び出し側)からは感知できないことに注意してください。

p.117 問題A.
復習の問題を追加します。『問題A. [論理型の変数と関数(4.5節)] 次のプログラムの print_is_in_circle() 関数中の if の条件式を埋めよ。ヒント:「if (is_in_circle(x,y,r) == TRUE)」ではない。is_in_circle() 関数の return が条件式を返すことに着目して、p.62--p.65をよく読むこと。』
#include <stdio.h>

/* 点(x,y)が、原点を中心とする半径rの円の内側なら、論理型の TRUE、
   そうでなければ FALSE を返す */
int is_in_circle(double x, double y, double r) {
    return (x * x + y * y <= r * r);
}

void print_is_in_circle(double x, double y, double r) {
    printf("(%g,%g)は、原点を中心とする半径 %g の円の", x, y, r);
    if ( /*   ここを埋めよ   */ ) {
        printf("内側\n");
    } else {
        printf("外側\n");
    }
}

int main(void) {
    print_is_in_circle(1.0, 1.0, 1.4142); // 外
    print_is_in_circle(1.0, 1.0, 1.4143); // 内
    print_is_in_circle(11, 4, 12);        // 内
    print_is_in_circle(11, 5, 12);        // 外
    return 0;
}
p.117 下から1行目
ユークリッドの互除法を説明していませんでした。WikiPedia.ja:ユークリッドの互除法#手続き的記述 などを参照してください。
p.118 問題4.
指示を追加します。『4つの関数のプロトタイプ宣言を、プログラムの先頭部分(#include よりは後)に追加せよ。』また、main()関数のサンプルを例示しておきます。
#include <stdio.h>

int main(void) {
    set_year(0);  // 無効
    set_month(0); // 無効
    printf("year = %d, month = %d\n", get_year(), get_month());
    set_year(2022);
    set_month(6);
    printf("year = %d, month = %d\n", get_year(), get_month());
    return 0;
}

8章

p.129 ソースコード8.5の18--19行目
配列要素数を num という変数にしています(可変長配列という機能です)が、Visual C++ではサポートされていないので、マクロ定数を使うべきでした。
p.138 問題3.
main()関数を例示しておきます。
int main(void) {
    int d = 31;
    for (int i=0; i<=13; i++) {
        if (! is_valid_date(i, d)) {
            printf("%d月%d日は存在しません\n", i, d);
        }
    }
    return 0;
}
p.138 問題7.
訂正ではありません。オプションの問題を追加しておきます。『問題7. [配列要素の全ペア] 東海道新幹線のぞみ号の停車する6つの駅の、東京駅からの距離(km)は、それぞれ
 東京  品川  新横浜 名古屋 京都  新大阪
 0.0    6.8   28.8  366.0  513.6  552.6 
である。この距離を1次元配列に格納し、以下の表のように、各駅の間の距離を計算で求めて表示するプログラムを作れ。
・実行結果の、()内の駅名はヒントであるので、数値部分だけを表示すればよい。
・数値は "%8.1f" で表示すると、桁が揃いやすい。
実行結果
( 東京)( 品川)(新横浜)(名古屋)( 京都)(新大阪)
     0.0     6.8    28.8   366.0   513.6   552.6 ( 東京)
     6.8     0.0    22.0   359.2   506.8   545.8 ( 品川)
    28.8    22.0     0.0   337.2   484.8   523.8 (新横浜)
   366.0   359.2   337.2     0.0   147.6   186.6 (名古屋)
   513.6   506.8   484.8   147.6     0.0    39.0 ( 京都)
   552.6   545.8   523.8   186.6    39.0     0.0 (新大阪)

9章

p.154 問題3.
『2.5.1項』→『2.5.2項』
toupper()の参照先が間違っていました。p.25です。また toupper() 関数は、変換の必要のない文字はそのまま返すので、事前に小文字であるかどうかの検査は不要です。
p.154 問題4.
関数のプロトタイプと、main()関数を例示しておきます。また、参考にしたURLがコメント中に記載されていれば、採点の際に考慮します。
void print_cancel_or_not(char weather[]) {
    /* ここを作る */
}
int main(void) {
    print_cancel_or_not("暴風雪警報");
    print_cancel_or_not("大雪警報");
    print_cancel_or_not("特別警報(大雪)");
}
p.154 問題5.
ヒントを追加します。charからintへの変換の式は「c - '0'」です。関数に独立させると、次の通りです。
int char2int(char c) { return c - '0'; }
これを使うと、次のように、「1文字」から「整数」に変換されます。
char2int('0') → 0
char2int('1') → 1
...
char2int('9') → 9
p.154 問題6.
12章 の9章部分を参照してください。

10章

p.168 問題2.
補足です。frac_mul()もfrac_div()も、返す分数は約分済みのものにしてください。
p.168 問題4.
『(1)10.2.1項のpoint_t型を用いる。』→『(1)10.2.1項のように、 struct pointの代わりにpoint_t型を用いる。』
構造体のメンバーは、10.2.1項と同一ではなく、ソースコード10.2では label が増えています。
p.168 問題4.
『(2)z座標を追加して』→『(2)point_tにz座標を追加して』
指示が不明瞭でした。
p.168 問題6.
12章 の10章部分を参照してください。

11章

p.186 中程
『input.extをつけずに』→『input.txtをつけずに』
p.188 問題0.
以下を追加します。『 問題0.([複数の手段の使い分け])
(a) fputc(c, fp) は fprintf(fp, "%c", c) で代用できる。標準ライブラリに、なぜこの単機能の関数が用意されているのか、考察せよ。
(b)数学関数の sqrt(x) は pow(x, 0.5) で代用できる。標準ライブラリに、なぜこの単機能の関数が用意されているのか、考察せよ。』
p.188 問題1.
提出物に、入力ファイル出力結果を追加します。入力ファイル名は"input.txt"としてください。出力結果は「./11_6_1.exe > 11_6_1.txt」として保存した"11_6_1.txt"か、あるいは画面に出力された文字をコピー&ペーストしてテキストファイルを作成してください。
p.188 問題2.
オプション課題に変更します。また、入力ファイルは問題1.と共通とします。出力結果は、同様に"11_6_2.txt"を作成して提出してください。
p.188 問題3.
入力ファイルは問題1.と共通とします。出力結果は、同様に"11_6_3.txt"を作成して提出してください。
ヒント1:char s[]="abc" の文字列は、各配列要素に以下のように格納されるので、s[strlen(s)]は常にヌル文字です。s[strlen(s)-1]が末尾の文字です。
ヒント2:fgets()で受け取った文字列には、末尾に"\n"の付いていることがありますが、s[strlen(s)-1] を '\n' と比較すれば、付いているか判断できます。
ヒント3:本来はOSによる改行文字"\r\n", "\n", "\r" の違いを標準ライブラリ関数が吸収することになっていますが、Cygwin は吸収しきれずに "\r\n" になる場合があります。末尾の '\r' も除去するとよいでしょう。
変数定義配列要素文字列の長さ末尾の文字
[0][1][2][3]
char s[ ]="abc";'a''b''c''\0'strlen(s)=3s[strlen(s)-1]
p.188 問題4.
新たに追加します。→プログラミング実習II知機11_6_4

12章

p.191 6章
変更と補足があります。変更は、『1000, 500, 100のいずれか』→『5000, 1000, 500, 100のいずれか』と、受取可能な金額に5000も含めます。補足は、最後に次の文を追加します。『受け取れない金額に「受け取れません」と表示することは、最初の段階では考えなくても構いません。(6.4.3項のように、例外的な処理が必要になります。)』
p.192 9章
お釣りに1000円札を含めてください。そして表示するメッセージを『a円硬貨b枚』→『a円b枚』に変更してください。
p.193 10章
『現在時刻を取得し、経過時間から駐車料金を決定して返します。』→『現在時刻を取得し、現在時刻を表示します。』
駐車料金の決定には、いくつもの関数を呼び出す必要があります。各関数を連結するのは、最終的な目標であるので、今の段階では、現在時刻の取得方法を練習するにとどめてもらって構いません。最終的には、この指示の通りに駐車料金を返すようにして完成させてください。そして、参照すべきソースコード12.1は、プログラム全体ではなく、以下の部分だけで十分です。
#include <time.h>   // time(), struct tm

/* 10章 構造体 */
struct tm get_current_time(void) {
    time_t t = time(NULL);
    return *localtime(&t);
}

/* 10章 構造体 */
int decide_fee(void) {
    //printf("駐車開始時刻を入力してください\n");
    //printf("時 => ");  int h = input_int();
    //printf("分 => ");  int m = input_int();
    //printf("秒 => ");  int s = input_int();

    struct tm now = get_current_time();
    printf("現在時刻は %02d:%02d:%02d です\n",
           now.tm_hour, now.tm_min, now.tm_sec);

    int sec = 0;
    /* ここを作る */
    printf("経過時間は %d 秒です。\n", sec);

    int fee = 0;
    /* ここを作る */
    printf("駐車料金は %d 円です。\n\n", fee);
    return fee;
}
p.194 ソースコード中の7行目
以下のプロトタイプ宣言を挿入しておくべきでした。
/* プロトタイプ宣言 */
int input_int(void);
int sec2fee(int sec);
int is_coin_note(int value);
int get_coin_note(void);
int hms2sec(int h, int m, int s);
int sec_diff(int h1, int m1, int s1, int h2, int m2, int s2);
void put_change(int x);
struct tm get_current_time(void);
int decide_fee(void);
int receive_fee(int fee);
p.195 ソースコード中の60行目
『%d:%d:%d』→『%d:%02d:%02d』分と秒は、1桁の数字でも0を補って、2桁で表示する必要がありました。

13章

p.203 ソースコード 13.2の7行目
コメント中の引数名が不一致です。『abがほぼ等しければ0, a>bなら正, a<bなら負を返す』→『xyがほぼ等しければ0, x>yなら正, x<yなら負を返す』
p.208 コラムの1行目
『終端を示こと』→『終端を示こと』

トップ   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS