「ディジタル通信」 (秋学期)
担当: 多賀 登喜雄 (工学部 情報科学科 非常勤講師)
【講義目的】
ディジタル通信システムの構成技術について講義する. データ通信を支える基礎技術を理解し,コンピュータネットワークにおける通信技術の重要性と仕組みを修得する.
【講義内容】
- 講義概要,ディジタル通信の歴史
- ディジタル通信の技術[1] −ディジタル信号,標本化定理,PCM変調−
- ディジタル通信の技術[2] −フーリエ級数とフーリエ変換,基底帯域伝送方式と伝送路符号−
- ディジタル通信の技術[3] −帯域伝送方式,ディジタル変調−
- ディジタル通信の技術[4] −振幅変調,周波数変調,位相変調,波形成形による狭帯域化−
- ディジタル通信の技術[5] −多値変調(QAM),伝送速度,誤り率,符号化方式−
- ディジタル通信の技術[6] −多重化方式(TDM, FDM, CDM)−
- ディジタル通信事例[1] −ADSL,無線LAN−
- データ通信システムの構成 −通信回線の接続形態,データ伝送方式−
- ディジタル無線通信の原理 −電波の利用と特徴−
- ディジタル携帯電話の技術 −セルラー方式,アクセス方式,スペクトル拡散−
- ディジタル移動通信方式[1] −携帯が繋がる仕組み−
- ディジタル移動通信方式[2] −高速データ伝送技術−
【講義方法】
講義を中心に進め,適宜,演習や課題レポートの提出を課す.
【教科書・参考書】
教科書は使用しない.参考書として下記(指定図書)を推薦する.
○ 萩原将文著『ディジタル信号処理』(森北出版) (ISBN4-627-70131-4)
○ 斉藤洋一著『ディジタル無線通信の変復調』(電子情報通信学会) (ISBN4-88552-135-1)
【成績評価方法・基準】
【学生による授業評価の方法】
授業中にアンケート評価を実施(所定のフォーマット)
【準備学習等についての具体的な指示および他の科目との関連】
授業中に提示する参考書に目を通し,理解を深めることが望ましい.
【キーワード】
通信ネットワーク,ディジタル信号,基底帯域伝送,搬送波伝送,変調方式,多重化,ディジタル移動通信方式
【連絡先】
多賀のメールアドレス:taga@ (@以下は、kwansei.ac.jp とすること。)