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計算機数学(format補足)

材料科学コース 西谷 滋人

Fortranのformat

書式を指定することで,必要な情報を見やすく表示できる.以下では整数変数IIと実数変数FFの出力を例にしている.

具体的な例
	      write(*,*) II, FF
	      write(6,*) 'ANSWER', II,'=', FF
	      write(6,101) 'ANSWER', II,'=', FF
	 101  format(A,I2,A,F10.5)
	      write(6,102) II, FF
	 102  format('ANSWER',I2,'=',F10.5)
	
4つのwrite文がある.101や102は書式指定のラベル.重複しなければ何でもよい.プログラム作成の初期段階やバグ取りの最中は書式指定のないwrite(*,*)で書くのが便利.しかし,すぐに何を出力しているか忘れるので,いったん正しい答えを得たなら書式つき出力文を用いよ.

F10.5は10桁のマスに小数点以下5桁で表示,

	1234567890
	   4.21314
	
3F10.5はF10.5を3列表示.

書式の表記と仕様
A Alphanumeric(アルファベットと数字) A [ c]
I Integer(整数) I c [.m]
F Fixed Point(固定小数点) Fc.d
E Floating Point(浮動小数点) Ec.d
X Blank(空白) cX