- 講義目的
関数型言語を中心としたプログラミング言語とその計算モデルについて理解する.
- 到達目標
関数型言語の理論となっているラムダ計算の考え方や関数の帰納的定義などを理解し,
計算過程のモデルを形式的に記述できるようになる.さらに,実際の関数型プログラミング言語を使って基本的なプログラムが作成できるようになる.
- 授業方法
対面授業.前半は講義主体.後半は Haskell によるプログラミング演習をする予定なので各自ノートPC持参のこと.
- 各回ごとの授業内容(進捗状況によって変更する場合あり)
- はじめに
- プログラミング言語の分類と特徴
- 式と関数
- ラムダ計算(1)計算の定義
- ラムダ計算(2)合流性
- ラムダ計算(3)プログラムとの関連
- 帰納的定義
- 演習(1)
- 演習(2)
- 演習(3)
- 演習(4)
- 演習(5)
- まとめ
- 教科書
プリント配布
- 参考書
- 「プログラミング言語の概念と構造」 R.Sethi著,神林靖訳,星雲社,1995年.
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「プログラミング言語」 武市正人著, 岩波書店,1994年(絶版).
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「プログラミング言語」 山崎利治著,昭晃堂,1989年.
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「プログラミング言語の基礎理論」 大堀淳著, 共立出版, 1997年.
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「プログラミング言語の仕組み」 黒川利明著,朝倉書店,1997年.
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「関数プログラミング」萩谷昌己著,日本評論者,1998年.
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「関数プログラミング2」R.Bird and P.Wadler 著,武市正人訳,近代科学社,1994年.
- 成績評価方法・基準
提出レポート,授業への積極的参加によって評価する