授業科目名:数値計算演習

氏名:西谷滋人

履修基準年度3年,週4時間4単位,秋学期

講義目的:

本格的な数値計算プログラム開発で必要となる,UNIX,スクリプト言語(Ruby),数値計算ライブラリー,並列計算の基礎を紹介する.特に今年度はスクリプト言語(Ruby)の習得,ペアプログラミングを実践する予定.
昨年度の講義資料

各回ごとの授業内容:

1.イントロダクション(1)
数値計算がどのように使われているかを紹介.
2.unixの基礎(2)
unixのディレクトリー操作,shell, emacsを詳述
3.Rubyの基礎(3)
ルーチンワークを自動化するスクリプト言語(ruby)の習得
4.数値計算プログラミングの基礎(2)
C言語を用いて,行列計算プログラムを作成.Make, library等の基礎を学ぶ.
5.LAPACK(2)
大規模行列計算に不可欠となるLAPACKの使用法を紹介
6.MPI(2)
並列環境MPIにおけるプログラミングを紹介する.

教科書:

高橋征義,後藤裕蔵『たのしいRuby第2版』(ソフトバンククリエイティブ,2006).

授業方法:

コンピュータを用いた演習形式.

参考文献:

W. H. Press他『Numerical Recipes in C』(技術評論社,1993).

青木峰郎,後藤裕蔵,高橋征義『Rubyレシピブック第2版』(ソフトバンククリエイティブ,2007).

Chris Pine著『初めてのプログラミング』(オライリージャパン,2006).

広瀬雄二『Rubyプログラミング基礎講座』(技術評論社,2006).

成績評価方法・基準:

毎回提出のレポート・出席によって採点.

準備学習についての具体的な指示および他の科目との関連:

数式処理演習を習得していると便利.講義「数値計算」において紹介した計算法を用いるので,同時履修が望ましい.