最終更新日:2009/4/01 
関西学院大学 理工学部 情報科学科 
授業科目名 符号理論 
  春学期 週2時間 単位履修基準年度
担当者
准教授  井坂 元彦  Motohiko Isaka 
講義目的Course Objectives
通信や記録システムの信頼性向上のために,誤り訂正符号は不可欠の技術 となっている.シャノンにより示された通信路容量を目指 して,過去50数年間に様々な符号が検討されてきた. 本講義では,誤り訂正符号の構成法や復号法についての基礎事項について学ぶ. 
各回ごとの授業内容Course Contents of Each Session

1. 講義概要
2. 離散情報源・通信路の理論
3. 連続情報源・通信路の理論
4. 通信路符号化の基礎概念
5. 数学的準備
6. 線形符号(1)
7. 線形符号(2)
8. 線形符号(3)
9. 巡回符号(1)
10. 巡回符号(2)
11. 畳込み符号・ビタビ復号法(1)
12. 畳込み符号・ビタビ復号法(2)
13. 最近の符号理論: 通信路容量に迫るターボ符号,LDPC符号  
授業方法Methods of Instruction
各授業回において,講義を実施し,必要に応じて演習を行う. 
教科書(著者名、書名、発行所、出版年)Text (Author. Title.)
ホーホルト,ユステセン著(阪田他訳),「誤り訂正符号入門」,森北出版,2005. 
横尾英俊著,「情報理論の基礎」,共立出版,2004. 
参考文献(著者名、書名、発行所、出版年)Reference Books (Author. Title.)

今井秀樹著,「情報理論」,昭晃堂,1984.
今井秀樹著,「符号理論」,電子情報通信学会,1990.
宮川洋,岩垂好裕,今井秀樹共著,「符号理論」,1973(復刻版,電子情報通信学会,2001).
江藤良純,金子敏信監修,「誤り訂正符号とその応用」,オーム社,1996.
成績評価方法・基準 Methods and Criteria of Evaluation
定期試験,レポートの結果により採点を行う. 
学生による授業評価の方法Course Evaluation by Students
授業中実施 Conducted in Class 
準備学習等についての具体的な指示および他の科目との関連Other Specifications
「情報理論」を履修していること. 
キーワードCourse Key Words
符号理論,ブロック符号,畳込み符号