トップ 学生のページ 情報科学科生の学び方 情報科学科 4年 棟近 高大

情報科学科生の学び方

授業や実習で学んだ知識と4人の力を合わせて、
プログラミングコンテストで日本一に!!

天気予報のようにウイルスを予報。

コンピュータウイルスとは、コンピュータの誤動作を引き起こしたり、そこに保存された情報を盗み取ってしまうような悪意のあるプログラムのことを指します。でも、コンピュータウイルスという言葉は聞いたことがあっても、目には見えないし、自分には関係ないと思っていませんか?そこで、私たち4人のチーム「Chika Films(写真左から:堤 康平、棟近 高大、麥生田 整、右奥:井上 惠介)」は、ビッグデータを活用してウイルス拡散予報を表示するシステム「Virus Caster」を開発。天気予報のように世界地図上にアイコンを表示して、危険は赤、注意は黄、安全は青で表しました。誰もが見慣れている天気予報をモチーフにしたことで、ウイルスという漠然としたものが実は身近に潜んでいることに気づいてもらえるシステムに仕上がったと思います。

このシステムは「トレンドマイクロ プログラミングコンテスト」で全国131チームの中から日本一に選ばれ、台湾で開催された世界大会でベスト8に輝きました。

知識×知識で、より良いものを。

研究室は違うけれど仲のいい4人で「大学で学んできたことを何か形として残したい」と話していて見つけたのが、このコンテストでした。テーマの「ビッグデータの活用」は取り組んだことのない未知の分野だったため新しいこともたくさん勉強しましたが、根底にあるのは情報科学科での授業や実習で学んできたこと。個別の事項を組み合わせ、「知識×知識」の相乗効果で、より良いものをつくれたのだと思います。

開発中、わからないことは山ほどありましたが、おかげでさまざまな手段を使って調べる習慣とあきらめない精神が身につきました。それに、ホワイトボードやインターネット環境を自由に使えるスペース「アカデミックコモンズ」は、ミーティングにぴったりな環境でした。まわりでも盛んにディスカッションが行われており、とても雰囲気が良かったです。

ものをつくり、笑顔を見られる学び。

情報科学科の学びの面白味は、実際に動くものがつくり出せるところにあると思います。豊富な実習の中で学んだ多様なプログラミング言語は、Webページ作成やシステム開発に活かせます。また、プレゼンテーションなどを行う機会も多く、ほかの人の発表を参考にして自分のプレゼンスキルを伸ばすことができます。ディスカッションやミーティングも盛んに行われていて、学生同士が切磋琢磨しているのを感じられます。 将来は、社会に役立つ新しいアイデアをたくさん提案していきたいです。その中で一つのものをつくり上げることの嬉しさを味わい、協力することの必要性も学んでいけたらと考えています。また、常にチャレンジ精神を持ち続け、ユーザの笑顔が見られるように努力し続けたいです。

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