トップ 卒業後の進路 社会で活躍する卒業生 楠 晃治

社会で活躍する卒業生

ITスキルを磨いてグローバルに活躍し、
人々の生活の一部となる新しいサービスを。

ニューヨークで“夢”に向かって奮闘中。

私には“夢”があります。それは“人々の生活の一部となるような新しいサービスを作りたい”というものです。そのためにはITスキルを磨くことが重要だと考え、情報系企業への就職を志望しました。その中でも金融系システムを担う日本総合研究所を選んだのは、24時間365日稼働し続けなければならないシステムを安定稼働させる技術や工夫を経験できると考えたからです。

入社3年目の冬に海外トレーニーの試験に合格し、米国子会社であるJRI America, Inc. に赴任。念願だった海外勤務のスタートをきることができました。その際、経験のあったアプリケーション開発ではなく、そのベースとなる基盤についても理解を深めたいと考え、未経験だったシステム基盤の部署を希望したのです。慣れない環境で慣れない業務に取り組むのは大変でしたが、トレーニー期間終了後には、JRI Americaに出向というかたちで継続的に勤めることとなりました。現在は某邦銀の銀行システム基盤に関する技術戦略の策定や基盤構築プロジェクトの企画設計を手がける部門に所属して、案件企画のレビュー、製品検証や基盤設計、プロジェクトマネジメント、日米間の橋渡しをしています。

海外経験を積むチャンスをつかみ、活かす。

そもそも海外志向となったのは、大学3年次に樋口泰行氏の『愚直論』という本と出会ったのがきっかけです。海外での苦労などの経験が書かれており、個人のグローバル化の重要性を感じたので、大学を1年間休学してカナダに語学留学。そこから海外志向に拍車がかかり、就職活動も海外経験を積めるIT企業ということをキーワードに行い、日本総研の最終面接でも海外トレーニー制度について何度も確認しました。

海外では仕事の仕方やものの考え方、議論の仕方、自己主張の仕方など、あらゆることが日本とは異なります。赴任当初は文化的なこともわからず、コミュニケーションもろくに取れない状態でしたが、今では現地の方と対等に議論できるまでに成長することができました。将来、日本に戻ってからも海外拠点と協業するような案件、業務を行っていきたいと考えています。今、この環境に身を置けていることは、今後のチャレンジにおいても大いに役立つでしょう。

意欲さえあれば、いくらでも学べる環境。

関西学院大学の情報科学科ではプログラミングやデータベースを使用した授業が多く開講されており、在学中に学んだ内容は今の仕事にも役立っています。また、特に印象に残っているのは、英語の授業で英語の歌を歌うテストがあったことです。歌は発音を真似しなければ歌えないので、従来の日本人発音から自然と矯正でき、発音を学ぶことで、それまで聞こえなかった英語が聞こえるようになりました。英語を読み書き中心に学んでいた自分にとっては、ブレイクスルーとなったことを今でも鮮明に覚えています。

情報科学科は社会人になってから直接的に活かせる知識や技術を得られる場です。実際、私は在学中に基本情報技術者資格も取得できました。学ぶ意欲さえあれば、いくらでも学ぶ環境は整っています。また、サークルなども充実しており、非常に有意義な大学生活を過ごすことができました。ダンスサークルでイベント企画や組織立ち上げに取り組んだ経験も、今の仕事に活かされていると思います。みなさんも、情報科学科に入学して、ぜひ勉学・学生生活の両面を楽しんでください。

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