トップ 卒業後の進路 社会で活躍する卒業生 岩野 真依
「世の中の人がワクワクするような革新的なサービスを作りたい」という夢を持ってNTT西日本に入社しました。現在は情報通信の専門知識と技術を有する営業として、西日本エリア30府県(富山県、岐阜県、静岡県以西)のお客様にクラウドサービス※1を提案しています。提案の際には、いつも二つのことを心がけています。
一つ目は、お客様の声に耳を傾けること。お客様の課題を解決するヒントは現場にあると思っているので、西日本各エリアのお客様のところまで自ら足を運び、お客様の声を拾い上げ、サービスに活かしています。二つ目は、何事にも挑戦して前進すること。これは学生時代から常に心がけてきたことですが、仕事でも自分の軸としています。ときには挑戦することで壁にぶつかることもありますが、日々の挑戦と努力は必ず結果につながると信じています
会社を代表してクライアントの経営トップを訪ね、お客様の地域や業界に応じた最適なソリューションを試行錯誤しながら検討するのは非常に難しいことです。このような場面では、大学で身につけた課題の抽出と仮説を検証するスキルが活かせるので難しさと同時に醍醐味も感じています。そして、お客様からいただく「ありがとう」という言葉が大きなやりがいとなり、次の仕事につながる活力となっています。
※1 クラウドサービスとは、従来は手元のコンピュータに導入して利用していたようなデータやソフトウェアをインターネット等のネットワークを通じて利用者に提供するサービス。
入社1年目は当社の根幹技術であるネットワーク設計を担当し、サービスを世に送り出す責任とやりがいを実感しました。入社2〜3年目は、当時発生した東日本大震災からの教訓によりニーズが高まった災害システムのサービス開発に取り組み、市場分析・サービス企画・システム検証を担い、サービスリリースに成功。更に、特許の取得や海外企業相手にプレゼンテーションを行い、国内外にサービスを展開。
これらの経験は大きな自信につながり、夢の実現に向けたファーストステップとなりました。そして入社4年目からは、現在の法人営業に至ります。
通信という技術が秘める可能性は無限大。通信という形のない世界で、お客様のニーズと技術をマッチングさせることで、世の中の人がワクワクする新しいサービスを創出していきたいです。
今後はサービス開発の他、マーケティングや経営の仕事にも挑戦したいと考えています。
また、私事ですが最近結婚したため、仕事とプライベートのオン・オフをより意識して働くことができるようになりました。平日は仕事に集中し、土日は夫と出かけたり、趣味に時間を費やしています。社内では理系出身の女性社員が多く、子育てをしながら働いている先輩社員も数多くおり、女性も男性もいきいきと働ける恵まれた環境があります。
情報科学科で学んだ1〜3年次までは、ネイティブスピーカーによる英語の授業やプログラミング等、興味のある分野を選択して知識を深めることができました。そして、卒業研究では大阪大学の研究室とデータマイニングに関する共同研究を行い、企業とも連携しながら販売データをはじめとする大量に蓄積するデータを解析しました。それらの経験が今につながっています。
学生生活においては「難しい課題にも積極的に挑戦すること」「自ら足を動かして課題の解決策を見つけにいくこと」が大切。関西学院大学はさまざまなことに挑戦する環境があり、それをサポートしてくれる教授がいます。また、授業や研究の他にも、サークル等を通して他学部の人と交流できる場所があります。関西学院大学でたくさんの人に出会い、さまざまな経験を積み、将来の夢の第一歩を見つけてください。